|
|
 |
一般人が普通の生活をしていると、特に、「人前でちゃんとしゃべれ!」って言われることなどない。逃げたって、多くの場合許される。だいたいの場合。
でも、絶対やらなきゃいけない、そんな機会は突然やってくる。
|
指揮者の佐渡裕が駆け出しのころ、音楽関係者とのディナーの席で宴もたけなわになった時、彼が師と仰ぐバーンスタインから、
いきなり、「ユタカ、リヒャルト・シュトラウスについて思ってるところをみんなにしゃべれ」と指名が来た。当然英語でだ!(ドイツ語でも良かったんだろうけどもっと厳しい)。
師に逆らうことなんてできない。
で、佐渡氏ができないでいると(多分、えっ、そっ、そんな、と、突然っ!とか何とかうろたえてたんだろう)、「わからなければ、お前に代役をたてるぞ!」ってどやされたそうだ。真剣勝負だ!
こんな機会、やってくる時はやってくる。それも突然にだ!
話し方の授業でも「はい、ひとこと、今日感動したことについて、どうぞ!」って当てる。すると、みんなは、「えーーーっ!」、「そんな、急に!」、「そんなん聞いてない!」、「無理、無理!」、
「何でっ?!」とか最初のうちは言っている。
で、言ってやる。「阪神大震災でも何でも来る時は突然来る!前に歩いてマイク握るまで数秒ある。必死になって何をしゃべるか考えろ!」って言う。
でも、しばらくすると、みんな何とかチャレンジしようと必死に考えて取り組むようになってくる。自分自身との真剣勝負なんだと思って。
|
|