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「あがり症」だってまずみんな言う。その前に。まず、広辞苑ではアガリ症という言葉は見つからない。それはどういうことかというと、医学的に、また科学的に定義されている症状ではないということだ。狭心症の「症」とは違う。じゃあ何だっていうと、それは一般的にあがる心理状態が誰にでもあって、あたかも病気の症状として捉えられてしまっているということなんだ。で、それは病気ではないということは誰でも知っている。
でも問題はなかなか直らない。そしてこれといった解決法を誰も明示できないでいる。
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ベストスピーカーの樋口先生も、かつてある野球の実況の時、突然あがる症状に襲われたという。自信をなくし、そして上司に相談したのだ。 先生が言われたのは、何百人というアナウンサー希望者からひとりだけ選ばれてそしてその晴れの実況ができるという、そんな場が与えられているのに、あがってる場合じゃないだろう。君が選ばれたせいでアナウンサーになれなかった人は実況したくてもできないし、あがる場さえ無いんだぞ、と。
一度発想の展開をして「あがる」ということを考えてみよう。
「あがり症」だ、って言っているあなた。
あなたがやれば最高だっていうことであなたがやるんだ。 じゃあやらなくていいよって言われて、ラッキー!良かった!、だろうか。たとえばあなたが誰かの結婚式でしゃべるとする。 そんな最高のチャンスは二度と巡ってこない。二人のためにあなたが思ったことを言えて、感謝されて、そして出席したみんながそれを聞いてくれるそんなチャンスが。 そのふたりの結婚式は二度とない。(別の人とのだったらあるかもしれないけれど、このごろ・・・)
あがり症だからやめとく、でもいいけど、せっかく期待されて、他の人よりもあなたにやってほしいと言われてるのに。 そりゃ挑戦しなきゃ!あがり症って、病気でもない症状のせいにして、それは単なる後ろ向きのあなたの気持ち。
話すことは挑戦だ。あがり症だって言っている場合じゃない。聞く人の(聞かない人にも聞かせるくらいの!)心にあなたの言葉をぶつけるのだ。 その絶好のチャンスが巡ってきているんです。今。
「あがる」からいやだという前に一度じっくり考えてみよう。なぜ自分が指名されたのかということを。
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